動線の考え方のコツ

手段と目的を意識して

動線をきちんととっておくと日常の様々な作業を効率よく済ませることができます。注文住宅の場合には自分のリズムや動きなどを計算に入れながら家を作っていけますから、そうした観点から設計を練り込んでいくと快適な暮らしにつながります。単純なところでいえば、キッチンにおけるオーブンや炊飯器などの調理機材とそれらを使う材料をやりとりするためのシンクやテーブルとの距離、角度などがあります。特に注意しておきたいのが高さです。一般的な水場の高さは平均身長などで割り出されているので、自分の背丈に合わせたものにしておくだけでもかなり使いやすくなります。家族がいる場合には補助台の活用なども踏まえた上で計算しておくとよいでしょう。

地味で重要なコンセントの位置

コンセントがどこにあるのかで家電などの配置を出来る場所が変わってきます。ちょっとした高さや距離が足りないというだけでも延長コードなどをつかう必要が出てきますが、せっかく設計するのだから出来るだけスマートな状態を保ちたいものです。基本的な家電、テレビや冷蔵庫などの配置に使うものはその場所に忘れずに設置しておくことが大切です。使う可能性のある場所には余裕をもって設置しておくと便利に使えますが、小さな子供がいる場合などには感電する危険もあるので、カバーで封印できるようにしたり、高さを工夫して手が届かない場所にするなども必要と言えます。趣味によっては高出力の電力を必要とすることもありますから、使用可能電圧などにも注意を払いましょう。

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